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2013.06. 3 Monday

5月26日と6月1日の神吉の状況☆長文です~

本日の一曲 ←元気出ませんか?

今回は、5月26日と6月1日の神吉状況報告です。

まず、気象条件ですが、2012年が、まれにみる

ベストセッティングな気象条件だったんでねぇ~

正直あまりにもハードル高いんですよね・・・

田植えが終わって、今のところ、若干気温が高めで

降水量が少な目ってトコでしょうか。

梅雨にしても、入梅ってアナウンス、

一瞬流れたんですけどね。

ここんとこ、晴天続きな京都なんですよね。

っても、まだまだこれから。

上手いコトいくでしょう^^

IMG_2011.JPG

こちら、5月26日の、いつもの撮影ポイント、

石橋さんのお宅を背にして神吉盆地を撮影しています。

手前のたんぼですが、すごい水草ですね。

ウチのお米を作ってる田んぼじゃないんですが、

まぁ、浮き草、大量発生です。

今年は、降雨が少なく、気温も高く、肥料過多な田んぼだと、

水草が、大量発生するんですよね。

この原因と、問題は、後の方で触れていきます。

 

IMG_2019.JPG

こちら、5月26日の石橋さんの田んぼです。

IMG_2084.JPG

同じく石橋さんの田んぼで、6月1日撮影です。

 

1週間で育ってる感じ、伝わってますか?

ちなみに、画面左が、石橋さんで、

畔を挟んで右側は、知らない人の田んぼです。

田植え時期は、ほぼ同時なんですが、見た目、違うでしょ?

畔の右側の農家は、

苗の一まとまりを、5粒~8粒とする「やや太植え」です。

石橋さんは、

苗のひとまとまりを、1~3粒で構成する細植えです。

細く植える事によって、

足元は細く、上に行くにしたがって、

豊かに広がって成長して行くんですから、

足元の通気性は確保され、湿気がこもらなくなって、

イモチ病の発生のリスクも無くなるんで

減農薬で、充分やっていけるんですよね。

 

IMG_2023.JPG

こちらは、5月26日の松崎さんのたんぼです。

IMG_2086.JPG

こちらは、6月1日の松崎さんの田んぼです。

少し繁茂してます?

あんまり状況は、変わんないですね。

 

IMG_2088.JPG

こちらは、松崎さんのたんぼの向かい側の

太植えのたんぼです。

苗の一まとまりが8粒以上じゃないでしょうか。

IMG_2027.JPG

こちらは、さらに太植えの近くの田んぼです。

IMG_2025.JPG

こちらは、あきらかに肥料過多のたんぼです。

さて、肥料過多とは、、どういう状態かと言いますと、

土壌の中に肥料が入りすぎて、

稲の成長に使われるよりはるかに大量の

肥料がある状態の事を指します。

当店契約農家は、

まず、苗を細く植える事によって、

施肥の量をギリギリまで計算して少なく

肥料を撒いているんです。

肥料の量とは、

稲が根を張り、分ケツを繰り返し、

豊かに光合成ができる葉を茂らせた時点で、

土壌にある肥料分は使い切られるようにして、

実である米粒には、

豊かに茂った葉が光合成作った養分のみが

溜まって太っていくようにしたいからなんです。

江戸時代とか、戦時中は、

お米の重量を増やして、

量を獲るのが美徳とされてきました。

その為、穂が出た時点で、

根っこから直接肥料分を吸い上げさせて、

ダイレクトに実である米粒に溜める

「実り肥え」が大量に施肥されてきました。

確かにこのやり方なら、単純にお米の重量は増えます。

しかし、その重量増は、

地中の肥料分である窒素化合物が

溜まった重さなんです。

 

「有機だから安全」って、お題目みたいに聞きますよね。

 

でも冷静に考えて、家畜の糞から天然発酵させて

窒素化合物を作って肥料にするんですから、

主成分は、やっぱり窒素化合物なんですよね。

「このお米、苦いな?」って経験、ありませんか?

この苦味こそが、窒素化合物の味なんです。

有機栽培でも、

肥料過多は、窒素化合物がダイレクトに

実に溜まるわけですから、苦くなるんですね。

なかなか根が、深い問題なんですよ。

 

田植えの時点で、

苗を太く植えていると、倒伏の危険は無くなりますが、

多くの米粒が肥料を欲するんで、

多い目多い目の施肥が行われて

稲が成長するよりはるかに多くの量が、

土壌に残る事になるんですね。

多くの肥料を入れて、発生した水草や、雑草は、

除草剤を撒けば問題解決と。

ある意味、手間は、省けますね。

対して、当店の契約農家は、少なく施肥し、

成長するまでで使い切られてしまうよう

綿密に計算された肥料分が、

雑草や、水草に取られないようにたんぼに入り

「たんぼに手間をかける」んです。

C14951.jpg 

これが、田んぼの中に生えた

草を抜き去る「草取り機」です。

櫛状になったところで草をひっかけて抜き去ります。

生えてくる雑草と水草は、徹底的に取る。

手間ですが。

この手間をかけてもらっている事の副産物としては、

たんぼに入ることによって、

土壌が撹拌されて

根っこに酸素が供給されるんです。

酸素が土壌に供給されると、根っこの張りが良くなり、

少ない肥料分を長い根っこがジワジワ稲に供給するんで、

成長のムラガ無くなったりと、いいことずくめなんです、

が、しか~し、手間は、非常にかかります。

 

良く聞く「残留農薬」ってワードあるでしょ?

あれって、作物の表面に「農薬が付着してるだけ」ですよね。

じゃ、洗えばいいんですよね?

でも、肥料過多の土壌で育ったお米って、

「苦い味がする」って食べた人が認識してるんですよ、

どう考えたって残留肥料の方が問題あるでしょ?

おかしな話なんですが、

残留農薬には、数値的な基準があるんで、

問題にしやすいんですよね。

残留農薬には、

現状、数値的な基準って無いんで、

ある意味、やり放題。

 

農協が買い上げる日本のお米の価格って、

産地と品種で決まってるんですよね。

同じ産地で、同じ品種なんだったら、

多く(重く)収穫した方が儲かる、

これ、わかりやすいですよね。

 

ほんと、いいろんな方法論って言うか、

スタイル?価値観?ありますよね。

稲が育っていくにしたがって、

色々考えさせられる事柄がでてくるんですよ・・・

 

当店契約農家は、手間を惜しまず、

稲作に取り組んでもらっています。

 

感謝です^^

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