安心、安全の本質を十分理解して作っていただき、販売しています。
神吉 こしひかり 白米 量売り
ごはんが炊き上がった画像をタップすると
見えて来るのが当店契約農家のお二人です。
左が、松崎さん、右が、石橋さんです。
2002年からのお付き合いです。
産地である神吉盆地は、標高350mの高原
美味しいお米の第一条件ですね。
実であるお米に養分が旨味として、溜まって
いくには、昼と夜の気温の差が、絶対に必要
なんです。
盆地ゆえに、夏場の最高気温は、30度を楽
に超えますし、高原なんで、熱帯夜が存在し
ません。
稲は、日中に強い日光を浴び、光合成を繰り
返して、旨味である養分を作り出し、
夜間に温度が下がると、活動をとめて、生成
された養分を実である米へ移すんです。
夜間の温度が25度を超える熱帯夜だと、稲
は、十分に活動を止めないんで、養分がお米
に向かわないんですね。
さらに、高原ゆえの害虫の少なさがあげられ
ますね。
農薬らしい農薬は、8月中旬にラジコンヘリ
で散布されるイモチ病の予防と、カメムシな
んかを駆除する効能があるアミスタートレボ
ンSEという消毒+防虫剤を一回だけなんです。この薬剤は、散布後21日間で完全に分解さ
れ無力化するんでお米に残留することはあり
ません。
神吉は、昔は沼だった場所を灌漑して稲作を
行っています。
この点も、美味しいお米の必須条件ですね。
魚沼盆地も同様に、元々沼地だった所を灌漑
されているんです。
なぜ、沼地が、美味しいお米のキーワードか
といいますと、稲の根っこは、粘土質の場所
でないと伸びていかないからなんです。
以前京都大学の地質学調査でボーリングされ
たことがあって、80m掘り進んでも粘土の
層が続いている事がわかりました。
この、きめの細かい良質な粘土質のおかげで、
長く伸びた根っこが、きめ細かい泥に溶け込
んだ養分をじわじと吸収するので、肥料の効
き具合もジワジワとゆっくり、継続的に効く
ので、稲の成長にもムラがありません。
なんとなく世間では「残留農薬」については、
神経質なのに「残留肥料」には関心が無いよ
うです。
当店は、一番ここに拘っているんです。
施肥については、最適かつ、最低限でお願い
しています。
収穫が終われば、刈り取った跡の株と脱穀の
時に出た米ヌカを、土壌を有機化するラクト
バチルスというバクテリアを主成分とした有
機肥料とともに乾いたたんぼに鍬こんで(す
きこんで)これらを肥料に含まれるバクテリ
アが分解して春を迎えます。
アが分解して春を迎えます。
田植え前にシロシという作業がありまして、
苗代(なえしろ)を仕上げるんですが、この
時に再度ラクトバチルスを施肥します。これ
で田植えを行います。
そのあと施肥は、発穂が始まる8月の初旬の
一月前、6月末〜7月初旬に一度だけ行いま
す。
この一月間は、稲の成長に最も肥料分を使う
時期なんです。
大切なことは、充実した葉とそれを支える堅
実な茎、長く太く伸びた健全な根っこを形成
することで肥料分をきっちり使い切る。
これが重要なんです。
昔は、発穂した後もガンガン窒素系肥料を追
肥して、稲の葉や、茎、根っこが充分に成長
しきった状態での施肥なんで、根から吸収さ
れた肥料分は、ダイレクトに実であるお米に
蓄積されます。
単純に収穫重量のみをを増やす「実り肥え」
が横行していました。
味より重さなんです。
これが、一番気になる「残留肥料」なんです。
苦い味のするお米って、肥料と言う名前の窒
素化合物が残っているんです。
んです。有機でも施肥の量が多すぎると、残
留肥料としてお米の実の中に窒素化合物が残
った苦いお米になってしまいます。
有機肥料とは、肥料そのものが工業的に造っ
た窒素化合物でないと言うことであって、肥
料なんですから、窒素化合物には変わりはな
いんです。
た窒素化合物でないと言うことであって、肥
料なんですから、窒素化合物には変わりはな
いんです。
当店のたんぼでは、発穂の段階で、肥料分は
使いきられてますので、米粒に蓄積するのは
根っこから吸収される養分ではなく、しっか
り育った葉が光合成で造りだす養分だけが、
旨味としてお米に溜まっていくようになって
おります。
おります。
葉っぱが光合成で作り出す養分のみで米粒が
じわじわ均一に太っていくので、組織が緻密
になります。なので、多すぎる水加減で炊飯
しても絶対割れる事はありません。
しっかりした噛み応えさえも感じるお米なん
です。噛みしめれば溢れ出す、芳醇な旨味を
楽しんでください!
じわじわ均一に太っていくので、組織が緻密
になります。なので、多すぎる水加減で炊飯
しても絶対割れる事はありません。
しっかりした噛み応えさえも感じるお米なん
です。噛みしめれば溢れ出す、芳醇な旨味を
楽しんでください!
まだまだ、当店のこだわりはあるんですが、
ハナシ、長くなるんで、この辺で^^
お米は、契約農家さんと直接取引です。
大文字屋も同じお米を食べております!
2017年度の記録が、仕上がりました。
一番最初まで、進んで頂くと、2012年
度から見て頂けます。今期の作柄は、春先の低温の影響で、分ケツ
がイマイチだったとの事で、穂の出方も少な
かったようです。
天候ですが、梅雨明け以降、急速に持ち直し
て、少ない穂の実ひとつひとつに養分がしっ
かり溜まったお米が出来てるとの事です。
結果として、樹齢の若いブドウの木から、出
過ぎた房を、摘果して果汁の凝縮感を上げる
かのように、しっかりした味わいのお米にな
ったみたいです。
また、少ない穂にしっかり養分が詰まってる
んで、例年よりくず米の発生も抑えられて、
トータルで見て、収量は落ちたが、歩留まり
が良好なんで、〆てみて良かったとの事でし
た。
やっぱり、松崎さんと、石橋さんが育てた
こしひかりは、やっぱり美味しいですわ。
サンプル対応は、ワインをご注文の際に、
「3合試食サンプル希望」と摘要欄にコメ
ント下されば、対応致します。
今年も、やっぱり、美味かった。
神吉こしひかり、お召し上がり
くださいませ〜〜